子どもたちの個性と素敵なところを発見するために
STAFF
まずは焦らず頑張ってきた今の自分自身を優しく労わりましょう
学校に行けずどうしたらいいのか悩み続けた末に、フリースクールまでたどり着いたというお子様と保護者様が大変多くいらっしゃいます。
そのような頑張り屋さんの皆様にまずスタッフとしてお伝えしたいのは「今までよく頑張ってきましたね」といった労いの言葉です。大変心細い思いを抱えて不登校という現実と向き合ってこられてたのではないでしょうか。パーソナルアカデミーに通うことで、似た境遇の仲間たちとスタッフと一緒に、ゆっくり心を癒していきながら新しい道を探していきましょう。
パーソナルアカデミー代表 谷 圭祐
みなさんへ
これまでさまざまなことがあり、ずいぶんと悩み、苦しみ、辛い日々をおくった方もいると思います。いやいや私はそんなこ とはない言う人もいるかもしれません。そうであったとしても、フリースクール・パーソナルアカデミーにたどり着いてくれたことは、何かしら求めるものがあってたどり着いてくれたのだと思います。本当によくここへ来てくれました。ありがとう。こうやって読んでもらえることに心より感謝します。
フリースクール・パーソナルアカデミーは真剣に自分の将来を見つめ、それに向かって努力をする場です。もちろん真剣に学習もしていただきます。しかし、学習に逃げ込める場ではありません。また学習だけをしていれば良い場でもありません。まずそのことを理解してください。学習だけができても、社会では何の役にも立ちません。 また、入試に合格することだけを考えるような狭い考えでは、本当に学問をしようと思っても、知らないことが多すぎ、また、ひとつのこと以外に眼がいかないため、本当に学びたい学問を学ぶことができなくなります。
学習をすることはたいへんにエネルギーのいることです。そのため、まず学習できるだけの精神状態にならなければ学習を続けることはできません。いかに「心穏やかに落ち着いているか」これが必要です。まだ、学校に行けなくなったばかりの頃はそんな余裕もありません。まだ以前のことをいろいろと引きずっている人もいると思います。そんな人は、少しずつ学習を始めてかまいませんが、スタッフやまわりの人といろいろな話をしてみて欲しいのです。時には思い切り遊ぶことも必要です。そうしていると、自然と安心して心が穏やかになっていくのです。
心穏やかになれば、自然と何かがしたくなります。何かがしたくなれば何でもいいのです。いろいろなことにチャレンジしてみてください。もちろん、チャレン ジすることは不安でありものすごく怖いことかもしれません。嫌なことも、失敗することも、傷つくことも、うまくいくことも、飛び上がりたくなるほどうれしいこともあるかもしれません。でも、挫折してしまいたくなるようなことの中からも多くのことが学べるのです。その学びこそが大切なのです。良いときも悪いときも「そこから何を学ぶか」が大切なのです。チャレンジしていき、その時々の学びの中から、自分の将来の目標が見つかるはずです。それくらい、いろいろなことにチャレンジして、その中から学ぶことは大切なことなのです。
学ぶ中から見つけた将来の目標は、簡単にあきらめることができるようなものではありません。ここからはひたすらその目標に向けて自分で考えて行動するようになります。そのときの表情は本当に生き生きとした表情なのです。
私たちはみなさんのこの生き生きとした表情を見たいのです。その表情を見て、そして自分の目標に突き進んでいくことをサポートしたいと考えています。
学校に行けないことで苦しみ頑張り続けてきた方々を受け入れるフリースクールを運営するにあたって、何においても優先される必要のある事項が、生徒様や保護様にとって安心して気を楽にしていられるセーフティネットのような環境であり続けることです。体育会系の部活動のようにただ叱咤激励して否定するように向き合い方では、ただでさえ傷ついている彼らにさらに傷を負わせてしまう結果に終わりかねません。
まず彼らにとって大切なのは、安心して不登校のことについて話せる環境であり、似た境遇を持つ仲間たちと、ありのままを受け入れ尊重する大人です。生徒様はもちろん、保護者様も面談という形で気軽に悩みを打ち明け心に寄り添うお時間を作ることもできます。これまで本当によく耐え、頑張ってこられました。これからは不登校に携わるプロが一緒に考え、ゆっくり各々に合ったペースでそれぞれの道を歩けるよう寄り添ってまいります。