中学不登校生の内申対策4
2025/02/08
中学不登校生の内申対策4
テストを受けることは、自分と向き合うこと
ブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
感謝申し上げます。
先日、「探究横丁ちょいすくプロジェクト」でオンラインセミナーで、少しだけお話させていただく機会があり、そこから、中学不登校生の進路について考えています。
今回も、中学不登校生の内申対策について、前回に続いて一緒に考えてみたいと思います。
内申対策において、定期テストは受けることが求められます。
テストが受けられなければ、内申点がつけてもらえず、結果的に全日制高校への受験が難しくなります。
もちろん、内申書が必要でも、内申点に関係なく、当日のテスト結果だけで判断してくれる私立高校もあります。
公立高校では、それは原則としては受験できないことが多いと思います。
だから、全日制高校を希望する場合は、何とかして中学校でテストを受けることを考えなければなりません。
いろいろと考えて、学校等の関係も良くて、別室でテストを受けることができるようになると、大きな前進です。
ところが、ここで次の問題が出てきます。
学校に通えていないのですから、どうしても学習が遅れていることが多くなります。
そうすると、テストを受けても、点数が取れないことになります。
提出物を出し、テストも何とか受けても、結局のところ、点数が悪いので、あまり良い成績がつきません。
ここで、再び、嫌になってしまうことが出てきます。
これが、次の問題なのです。
テストが受けられたらそれでいいわけではなく、何もわからないテストを受けに行くことは、子ども達には苦痛でしかありません。
テストを受けるためには、少しだけでも学習をしておかなければなりません。
精神的に辛いときは、テストを受けるどころか、学習を進めることもできません。
とても、そんな気持ちにはなれないからです。
それを、学習もして、テストを受けるところまで持っていくのは、かなりハードルが高いのです。
ですから、全日制高校に進学したいという気持ちがあるのであれば、少しずつ動けるようにしていくことが、必要なのです。
ところが、そんな気持ちになれないどころか、とても動くところまでいかないことも多いのが、実際のところだと思います。
中には、高校に行く意味が分からないという子どももいます。
高校くらいは行かなければいけないとも思うけれど、中学と変わらないなら、行く意味がないように思う、という子どももいるのです。
しかも、中1から不登校になっていて、学習もあまりできていなければ、学習を中1内容からやり直す必要もあります。
そのような状況で、中3になったからと、何とかテストを受けに学校に行こうとしても、テスト結果を考えると、学校に足が向かないということもあるのです。
ですから、学習の遅れを少しでも解消することと、テストを受けることは、あわせて考えていかなければなりません。
高得点を取る必要はなくても、何もわからないテストを受けには、さすがに子ども達も行けません。
学習の遅れを少しでも解消することと、テストを受けることはセットで考えていく必要があるのです。
全日制校の受験と内申点を考えたときに、このことは、とても大きな意味を持つのです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も良い1日をお過ごしください。
(T)