新しい学校、新しい学年です
2025/04/04
今年は3月でも寒い日が続いて、春が遅かったですね。
それでも近所の桜はしっかり咲いて、今年も入学式の時期です。
日本では学校も会社も、4月スタートのイメージがありますね。
暖かくなり桜も咲いて、陽光も明るくなり景色も良くなって、何かを始めるのには、心地の良い時期です。
(花粉症がある人には大変苦しい時期ですが…)
私たちパーソナルアカデミーに通っている生徒さんも、学年がひとつ上がります。
小学校から中学校に、中学校から高校に、それぞれ進学していく子がいます。
4月になっても登校する気はないよ、という子もいます。
4月から思い切って学校行ってみようかな、という子もいます。
ガラッと環境が変わることにストレスを感じる子は多いけれど、それでもこの時期をチャンスと感じたり、改めて何かを始めようと考える子は多いようです。
何かをするにせよ、しないにせよ、決断したり自分の気持ちを表すことが多い時期です。
私たちとしては、「頑張って」というエールと、「無理しないでね」という声掛けをいつも以上に口にしています。
みんなしていることだ、当たり前だと言われるかもしれません。
周りから促されて、流されているだけかもしれません。
でもちょっと頑張って、体を動かして、「よいしょ」とスタートする。
それができるなら前に進んでいくことができるし、次の出会いがあって、チャンスを手にすることができます。
そんな人たちを見ると、応援したくなります。
誰でも、その場にずっとうずくまっているのは、つらいのです。
ちょっと身体が重くても、気分が乗らなくても、「よいしょ」と立ち上がって出発する。そうして自分の時間を刻んでいく人は、幸せになってほしいです。
何かを新しく始めることが苦手な子はたくさんいます。
不登校である毎日に、後ろめたさを感じている子がいます。
同じ「不登校」の子でも、自分の選んだ道をのんびり歩んでいる子もいれば、その場でうずくまってしまっている子もいます。
四月はそうした色んな子たちが、「よっこいしょ」と動く時期です。
そんなみんなが、ただ動いているだけで、素晴らしいと感じる時があります。
「生きていてくれているだけで、ありがとう」というものに近いかもしれません。
生きていて、その上さらに、あっちに行ったりこっちに行ったり。
ちょっとしたことを楽しいと感じて、ちょっと嫌なことも我慢して。
四月は、もうそれだけで
「頑張って」「無理しないで」「ありがとうね」
と声をかける季節です。