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四月、担任の先生が怖い…?(その1)

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四月、担任の先生が怖い…?(その1)

四月、担任の先生が怖い…?(その1)

2024/03/27

四月は、子どもたちはドキドキ、ソワソワしている時期です。
もちろん保護者の皆さんも。

きっと学校の教室全体も、新鮮な感じで、そして時々やっぱり、少し緊張感があるでしょう。



不登校を経験した子は、ゴールデンウィークまでが、とてもしんどいという子がいます。


文科省のアンケートでも、4月から休みがちになった、4月は休んだ日数が多かったと回答した保護者の方が多かったようです。
(不登校児童生徒の実態把握に関する調査報告書 不登校児童生徒の実態把握に関する調査企画分析会議 令和3年10月)
https://www.mext.go.jp/content/20211006-mxt_jidou02-000018318_03.pdf

私たちの肌感覚でも、実際に不登校になるのは、二学期とかそれ以降であっても、その端緒は春からすでに始まっているというのも珍しくありません。
もうすでに春からしんどくて、あるいはスタートダッシュは頑張ったけど、ゴールデンウィーク明け、夏休み明けに限界がきて、休みだしてしまう。
そんな人が、相談に来てくれる中にもよくいます。



四月の学校のしんどさって何でしょう。
「しんどさのきっかけ」が、四月からではなくて、前年度から継続している子もたくさんいます。

しかし四月のクラス替え(もちろん進学もそうですね)で友達と別々になってしまった、苦手な子と同じクラスになってしまった。
新しい先生が怖い、クラスの雰囲気になじめない。
こういった声が多く聞かれるのも事実です。



そしてこの中で、意外と大きな要素となるのは、「担任の先生が怖い」というものだと思います。

この「怖い」、という表現。
別に先生たちが暴力的だ、体罰をするという意味ではないと思います。
(そういうケースはもちろん論外です。)
いい先生、やさしい先生、普通の先生に対しても、「怖い」「苦手」と感じてしまうようなのです。

そもそも慣れない相手、しかも大人に対して、不安を感じる子どもたちは多くいます。
これは人見知りの子どもに限りません。
大人になっても、初対面の人には緊張するし、初めての場所を訪問する場合は「怖い」と感じることだってあります。
自然な感情なのかな、と思います。



もちろん一年間、一緒に同じ教室で過ごせば、その先生の優しさもわかるし、距離感もつかめるかもしれません。

しかし、四月はそうした先生と生徒の人間関係や信頼関係が一度リセットされて、やりづらさを感じる時期です。
子どもたちも、新しくクラス担任となった先生の様子や言動に敏感になっています。



昨年の先生は、友達感覚で楽しかったのに…。
言わなくてもわかってくれたのに…。

慣れ親しんだ先生が「コラ!」とほかの子に注意をしている。
これなら我慢できる。
しかし、まだどんな大人なのかもわからない、新しい担任の先生が同じことをすると、やっぱり「怖い」という感情を覚えるかもしれませんね。

少し長くなったので、次回に続きますね。
 

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