株式会社パーソナルアカデミー

春から、学校に通いたい不登校の子どものためのオススメ教材

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春から、学校に通いたい不登校の子どものためのオススメ教材

春から、学校に通いたい不登校の子どものためのオススメ教材

2022/02/18

4月から学校に行こうと思っているけれど、勉強に自信がない人向けの教材について書こうと思っています。


こんな人に向けてです。
・学校に行けていない時期がそれなりにある(数か月以上、さらに複数年)
・とにかく短期間でなんとかしたい。
・春から学校の授業に入っていけるようにしたい
・学校に行っている時期はほとんど(全く)勉強していない



うちのフリースクールでも使用していて、有名どころ(入手しやすいもの)から紹介したいと思います。

まず紹介する教材は以下のような特徴があります。
・問題数はとても少ない。
・難易度は教科書レベルの例題・演習でとても易しい。
・そのため次の単元にどんどん進むことができる。


もちろん、デメリットもあります。
・演習問題が少ないからしっかり身につくかは個人差が出る。
・応用問題がないので、テストで高得点を狙うことには向いていない。

 


しかし、この春から学校の教室に戻ることが目標ならば、こういった教材が適しています。
優先しなければいけないことは、「とにかく短時間で、見たことのない単元をなくすこと」です。
 


この春から、中学3年生になる現中学2年生の場合で考えてみましょう。
中3数学では、まず最初に『式の展開』が授業のメインになるはずです。

例えば 
(x+2)(x+3) のかっこを外しましょう。
となるわけです。

この時、中1の『正負の数』『文字式』と中2の『式の計算』を【全く見たことがない】場合は、もう何が何だかわからないはずです。
 


そのためにも、とりあえずでいいので、必要な単元をサラッと終わらせる必要があります。
そうすれば春からの授業が随分違うはずです。
「時間が足りないなあ」…今はスラスラ解ける必要はありません。
「これは足すんだったかな、掛けるんだったっかな?」…今は間違えてもいいんです。
「なんかそんなのあったけど忘れちゃってる」…頭に定着してなくても仕方ないのです。
完璧じゃなくても、何とか授業に参加できている。
これが一番大事だと思います。


ちなみに、前の学年の単元を見ていないと、授業がわけわかんなくなるのは、やはり数学(算数)と英語だと思います。

すべての科目を頑張る余力がない場合は、この二科目を優先してみましょう。
 


学校に行かず、勉強をしない時期が数か月も続くと、
・勉強への勘やリズム
・自信
・集中力と体力
これがなくなっていくのではないでしょうか。

いろんなことが不安で、勉強への苦手意識がある時期に、難しい教材を買っても、余計しんどい気持ちになるだけです。

簡単な教材にすることで、
「今日はとりあえず、見開き1ページ頑張った」
「お、もう〇年生の半分は終わった」
と自信がつくはずです。
 

 


【中学校のある期間、不登校だった人にオススメの教材】
さてまずは中学校のある期間、不登校だった人に向けた教材から。

『ホントにわかるシリーズ』新興出版社
http://smart-lecture.com/honwaka2018/
中学生向けの教材で、学年ごとに英数国理社が揃っています。
小・中・高の教科書を出版している啓林館と同じ会社さんが出している、自習用の教材です。
①の『ホントにわかる~シリーズ』はどの科目もオンラインの動画授業がついていて、英語だけではなくどの科目も動画で説明してくれます。
ページを開いても、どこを見ていいか分からない、書いてあることが理解できない。
すぐ集中が切れちゃう。そんな人には効果的かもしれません。



『中〇△△をひとつひとつわかりやすく。シリーズ』Gakken
https://ieben.gakken.jp/c_series/chu_hitotsu/
こちらも中学生向けで、学年ごとに英数国理社がありますし、英単語の本もあります。
こちらは、学研グループが出版しています。
②の『~をひとつひとつわかりやすく。シリーズ』は、英語にはCDと音声アプリがついています。
また同じシリーズで、『中学英単語(音声付き)』、『中学理科用語』、『中学社会用語』などもあります。
単純な暗記作業が苦手な人は、これらとセットで利用してみても良いかもしれません。


さて①、②の教材ですが、問題の量と難易度ともに、そこまで差はないと思います。
注意したいのは、英語を耳で聞くことです。
英語は、音声を聞けることがとても大事ですから、他の科目はともかく、英語だけは付属の映像や音声をしっかり利用しましょう。
 


【学校に行けていない時期が複数年にわたる小学生と中学生にオススメの教材】
さて、次に学校に行けていない時期が複数年にわたる場合
例えば、小学校に登校できていなくて、中学校は行くことにした。
あるいは、中学校1・2年は休んでいて、3年生が初めての授業といった場合。

③『やさしくまるごと中学△△シリーズ』Gakken
https://gakken-ep.jp/extra/yasamaru/


④『やさしくまるごと小学△△シリーズ』Gakken
https://gakken-ep.jp/extra/yasamaru_p/movie/index.html

どちらも学研グループ。
中学校は各科目とも3年分を一冊に。
小学校も各科目、6年分を一冊に収めています。

学校に行っていない時期が長期にわたって、どこから手を付ければいいのか分からない。
とりあえず複数の学年にまたがって、一気に進めたい。

そんな時におすすめです。
youtubeでの動画授業に対応しています。
パッとページを見て解けそうなときはドンドン進める。
ちょっと分からないときは、動画を見てみる。
そんな感じで進めるしかないと思います。



⑤とにかく無料のプリント、動画などを検索してみる。
10年前、20年前と違い、随分と助かるのは、ネット上でいろんな人が無料で教材を提供してくれたり、動画で解説をしてくれることです。

例えば、小学生が学校に通うと、宿題としてたくさんの漢字や計算の練習プリントをもらうと思います。
今ではそういったものも、自宅にプリンターがあれば簡単に手に入るようになりました。学校で宿題をもらえない時でも、不足することはありません。

さらに、テキストだけを読んでもイメージがつかめない内容ってあります。
先日もパーソナルアカデミーで、理科の天体の動きについて、教科書と参考書だけだと、私の方がうまく生徒さんに説明できませんでした。
しかしyoutubeで学校で行う天体についての実験を一緒に動画で見ると、「なるほど‼」となったのです。

また学校の教科書自体にQRコードがついていて、そのページの参考になる音声や映像を一発で再生できるようになっていることがあります。
お父さんお母さんの時代には考えられないことですが、そういったものも活用してみるといいですね。



最後に、あくまで上記で紹介した教材を短期間でゴリゴリ進めても、しっかりとした学力を身に着けた、とは言い切れません。
繰り返し演習をして、定着させ処理速度を上げる。
複数の単元をまたいで体系的に理解する。
学校に行く、行かないに関わらず、もし将来的に大学受験などを目指すなら、いずれそういったことにも挑戦してみてくださいね。

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