フリースクールに携わっている動機 その3 (不登校当時の私の生活)

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フリースクールに携わっている動機 その3 (不登校当時の私の生活)

フリースクールに携わっている動機 その3 (不登校当時の私の生活)

2021/07/13

さて前回までで、私が中学二年生の夏休み明けくらいから、学校に登校できなくなったと書きました。

しかしその当初、私に学校に戻る意欲が全くなかったかというと、そういうわけでもありませんでした。


「少し」休んだらまた登校しようと考えていたと思います。

ただ、どうすれば自分が登校できるようになるのかわかりませんでしたし、「学校に行くの嫌だなあ」、という気持ちもありました。

学校に行くのが嫌な理由はいくつかありました。
パニック障害のことだけではありません。

学校の授業から遅れてしまって、そのことが恥ずかしい。
周りのクラスメイトに休んでいた時のことをどう説明したらいいのか分からない。
そもそも当時在籍していた中学校の雰囲気が息苦しかった。



そして一週間、一ヶ月と私の休みは伸びていきました。
その間、全く登校しなかったのかというと、そうではなかったと思います。
何度か授業に参加した記憶がありますので、挑戦したことはあるのでしょう。

しかし、どうにもフワフワした記憶です。いつの間にか学校に登校することが、非日常的な体験になってしまっていたのでしょうか。
奇妙なほどに明るく振る舞って、クラスメイトに強がりを言っていたような記憶があります。クラスメイトはどちらかと言えば親切で、気を使って受け入れてくれていましたが、それでも居心地の悪さと、劣等感はなくなりませんでした。

結局また学校を休み続けることになりました。



休みながらどのような生活をしていたのかというと、当初は家に閉じこもっていました。
パニック障害で心身ともに不安が大きかったことが理由です。
外出することへの恐怖感が何よりも大きかったのです。

ただ、このことについては自分自身でも何とかしないとまずい、と危機意識を強く抱いていました。少しずつでいいから、何とか家の外に出かけようと、色々自分なりに工夫して、挑戦していたと思います。

外出することへの恐怖心は消えませんでしたが、それでも今日は近所の散歩、あっちのレンタルビデオ屋まで、こっちの本屋まで、と行動範囲は広がっていきました。
半年から一年もしないうちに、外出することへの恐怖心は、ほとんどなくなりました。(事前の準備と、タイミングを計ることは必須でしたが。)




一方では、昼夜逆転をして、テレビゲームばかりをしていました。

当時、私は一人部屋を貰えました。古いブラウン管のテレビを、その部屋に置いて良いことになりました。家族も私の不登校という状況に直面して、どう対応していいのか困り果てていたと思います。
少しでも私の気晴らしになればと、そういった環境を整えてくれたのでしょう。

しかし、そうなってくると、どうしてもゲームや深夜テレビに熱中してしまいます。
インターネットがまだ十分に普及しておらず、もちろんスマホもなかった時代です。
これまで制限されていた娯楽が、突然自由に与えられたのです。

時あたかも初代プレイステーション全盛期。
昼間家族がいない時は自室でゲーム。夜みんなが寝静まってからは深夜テレビとゲーム。
もちろん夕食などは一緒に食べますが、家族と顔を合わせる時間帯は少なくなります。



それに、ゲームをしている姿を家族に見られるのは、どうしても後ろめたい気持ちになるものですから、家族から隠れてゲーム、テレビ、漫画を楽しむことがクセになっていきました。

当時の自室は、ふすまで廊下と仕切られていたのですが、ふすまの敷居の上に「つっかえ棒」のように敷布団を、むぎゅっと詰めていました。家族がすぐに開けることが出来ないようにしているわけです。

夜中にテレビを見る時は、左手をテレビ本体の電源ボタンに添え、右手にリモコンとイヤホンを携え、家族がトイレに行くために廊下に出てこないか、聞き耳を立てながら視聴していました。

もしドアの「ガチャ」という音が聞こえたら、左手で電源を切り、右手にイヤホンを収容し、寝たふりをするのです。

コントのようですけど、それだけ家族にバレたくなかったのでしょう。
でもやっぱりバレてたんじゃないのかな? (機会があれば聞いてみようかな)



自宅にいる時間帯が増えたけど、家族との距離感とか、何か変化があったようには思いません。私は自分を取り繕っていたし、家族も私にどう接していいのか、一生懸命考えながら、手探りだったと思います。

その時期に、私の不登校について、家族で腹を割って話したという記憶もありません。


とりあえず、私の不登校の時期、中学2年生後半と3年生の一年間の自宅での生活は、「ゲーム、マンガ、深夜テレビ」がメインでした。勉強は全くしていません。

さて、そんな私に家族はどのように接していたのでしょうか。
ちょっとそんなことを次回振り返ってみたいと思います。

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